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カメラマン人生 LosAngeles

カメラマンになりたい!

そう思った瞬間から、iphoneひとつで「私はカメラマンです!」と言えてしまう時代。それはそれでアリだと思う。でもね。iphoneでは、撮影に限度はある。そりゃストリートスナップや、イメージ写真は、iphoneにも味があっていいけど、撮影に限度はある。だから俺たちは、どんな撮影のスチュエーションにも対応できるカメラを用意しなきゃダメだから、仕方なく高額な1眼レフカメラを使ってるんだよ。

でもさぁ。最近中途半端にプロです!っていう自称カメラマン(フォトグラファー)って多くなったよねぇ。お金を貰って写真を撮るのであれば、その時点からプロフェッショナル・カメラマン(フォトグラファー)なんだよね。たまに、”セミプロ”って呼ぶ人もいるけど、どの業界もセミプロって立ち位置は、あり得ないんじゃないかな。なんなのセミプロって???

お金をもらって写真を撮れば”プロ”になる訳だし、お金をもらわないで写真を撮るのは、”アマチュア”

だから、プロフェッショナル・カメラマン(フォトグラファー)か、アマチュア・カメラマン(フォトグラファー)しかないよね。

プロとして活動するのであれば、しっかり現場での応用を身につけておかなければ、自分自身が痛い目にあってしまうよ。だってさ。。。プロとして撮影の仕事を受けた以上、

「これはできません」

「失敗しちゃいました。ごめんなさい」

ってあり得ないからね。依頼する側は、ちゃんといい写真を撮ってもらいたいから、ギャラを払って依頼してきているんだから、受けた以上シッカリ最後まで仕事をしなきゃ、プロじゃないよ。

あと、失敗しました。ごめんなさい!!もあり得ないよね。失敗は誰にだってある事。その失敗したカット写真に応用できる写真を出さなきゃ。クライアントに「まぁ仕方ないから、こっちの写真と入れ替えようか。」といった応用できるカット写真もしっかり現場で撮っておかなきゃ。

だから、2〜3カット写真しか使わない撮影であっても、たくさん写真を撮るんだよ。おいおい!同じカットばかり撮ってちゃダメだからね。俺の場合、上下から撮ったり、縦イチ横イチとか、色々な構図に変えて撮ってる。

そこで常に気にしなければならない事は、露出・被写界深度だよね。これは、シャッタースピードやISOなども比例して来るから、操作が大変!

  • 被写体が一番綺麗に見える角度を把握する!
  • 光りで、カメラの技術面を決める。「露出・シャッタースピード・色」
  • 撮影現場の空気作り。重い空気のままだといい写真なんて撮れない。
  • 撮影中も、常にカメラ設定・イメージ作りと、現場を盛り上げる。

俺の場合、撮影現場に行く道中、気持ちが上がる音楽をガンガンにかけて現場に行く。そして、現場に入ったら元気いっぱいで「おはようございます!」と挨拶から、その日の仕事が始まる。

たまに見るけどさ。小さい声でモゴモゴと「おはようございます!」って言うカメラマン。そして撮影時は、撮るたびにカメラのモニターで写真チェックばっかしてカメラと常ににらめっこしてるカメラマン。

カメラマンの仕事は、写真を撮るだけが仕事じゃないんだよ。撮影現場の雰囲気を作るのもカメラマンの仕事の一つなんだよ。

「仕事を受けた以上、出来ませんは言わない」

「失敗しちゃいました。ごめんなさいはナシ」

「現場の空気を和ませる」

そこまで出来て、初めてプロのカメラマンです!と言えるんじゃないかな。とにかく、中途半端な事はしてほしくない。プロというのであればプロとしての自信を持って励んで欲しい。それが出来ないのであれば、アマチュアの領域で、お金など貰わず写真を撮ればいいんじゃないのかな。

そうでないと、写真撮影を依頼する人(クライアント)に、申し訳ないよ!!

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